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WordPressのMySQLを覗いてみる

はじめに 前回の Dockerを使ってwordpress環境を瞬作 という投稿で、WordPressを立ち上げました。 今回は立ち上げたことを前提として、MySQLファイルを覗いていきましょう。 MySQLにログインする まずは、MySQLのDockerコンテナ内に入ります。 docker exec -it mysql bash 入った後、MySQLにログインします。 mysql -u wp_user -ppassword -u: ユーザー名 -p: パスワード データベースの一覧 $ show databases; +--------------------+ | Database | +--------------------+ | information_schema | | wordpress | +--------------------+ 2 rows in set (0.10 sec) wordpressという名前のデータベースがあることがわかります。 テーブル一覧 use wordpress; でデータベースを指定できます。 テーブル一覧を見てみましょう。 $ show tables; +-----------------------+ | Tables_in_wordpress | +-----------------------+ | wp_commentmeta | | wp_comments | | wp_links | | wp_options | | wp_postmeta | | wp_posts | | wp_term_relationships | | wp_term_taxonomy | | wp_termmeta | | wp_terms | | wp_usermeta | | wp_users | +-----------------------+ 12 rows in set (0....

WordPressのファイル構成を理解する

はじめに 前回の Dockerを使ってwordpress環境を瞬作 という投稿で、WordPressを立ち上げました。 今回はファイル構成の詳細を見ていきましょう。 ファイル構成 . ├── wp-admin # 管理画面に関するファイル ├── wp-content │ ├── languages │ ├── plugins # プラグインが格納されるディレクトリ │ ├── themes # テーマが格納されるディレクトリ │ └── upgrade └── wp-includes ├── index.php # WordPressが初めに通るファイル ├── wp-config.php # WordPressの設定が書かれているファイル ├── wp-config-sample.php # wp-config.phpの雛形ファイル ├── wp-login.php # ログイン画面のファイル ├── license.txt # ライセンスに関するファイル ├── readme.html # WordPressの概要に関するファイル └── .htaccess # Apacheの設定ファイル ...

Dockerを使ってWordPress環境を瞬作

はじめに 色んな技術を勉強する時に、一番厄介なのが環境構築です。 失敗しても捨ててすぐに作りなおせるような環境があれば、勉強が捗りますよね? そこでdockerを使ってWordPress環境を構築できるようにしました。 docker-composeで一瞬で環境構築 version: '3' services: wp: container_name: wordpress # 名前を付ける image: wordpress:5.4-php7.4-apache # 基となるdockerイメージを設定 ports: # docker内の80ポートを8080ポートとして使用 - 8080:80 depends_on: # dbを待ってから立ち上げる - db environment: # 環境変数を設定する WORDPRESS_DB_HOST: mysql:3306 # mysqlサーバーの3306ポートを指定 WORDPRESS_DB_PASSWORD: password # データベースのパスワード WORDPRESS_DB_NAME: wordpress # データベースの名前 WORDPRESS_DB_USER: wp_user # データベースのユーザー名 volumes: # ホストPCにボリュームをマウントする - ./apache/log:/var/log/apache2 - ./public:/var/www/html db: container_name: mysql image: mysql:5.7 environment: # WordPressの方で指定した設定と同じにしておく必要がある MYSQL_ROOT_PASSWORD: password MYSQL_DATABASE: wordpress MYSQL_USER: wp_user MYSQL_PASSWORD: password volumes: - ....

Seriesとは

はじめに PineScriptを使用する上で、最も重要なのがSeriesの理解です。 Seriesは若干クセがあるので、しっかりと理解する必要があります。 Pineスクリプトの型システム Pineスクリプトには以下の基本的な9つの型が存在します。 int float bool color string line label plot hline これらの型はいくつかの形式で存在します。 形式には5種類あります。 literal const input simple series 型と形式は合わせて参照されます。 例えばliteral bool型、input bool型…のようにコンパイラによって識別されます。 また、以下のような型も存在します。 array void na (not available) tuple type 形式 Literal Literalは固定された値を表すための特別な表記法です。 Literalは常に以下のどれかの型形式になります。 literal float (3.14, 6.02E-23, 3e8) literal int (42) literal bool (true, false) literal string (“A text literal”) literal color (#FF55C6) ビルトインのopen,high,low,…などはLiterarlではありません。 これらはserires formです。 Const Const形式の値は次の特徴があります。...

ボックス描画機能

はじめに PineScriptにボックス描画機能が追加されました。 この機能ではチャート上に長方形を簡単に書くことができます。 サンプルを踏まえて、PineScriptでの使い方を見ていきます。 サンプル //@version=4 study("Box Example", overlay=true) c_green = color.rgb(33, 150, 243, 80) ll = lowest(10) hh = highest(10) b1 = box(na) if barstate.islast b1 := box.new(bar_index[9], hh, bar_index, ll, bgcolor=c_green, border_style=line.style_dashed) box.delete(b1[1]) //@version=4 バージョン4のPineScriptを使用しています。 study("Box Example", overlay=true) Box Exampleという名前でインジケータを作成します。 overlay=trueでチャートを重ねて表示します。 c_green = color.rgb(33, 150, 243, 80) color.rgb(red, green, blue, transp)の文法で色を定義します。 各色は0~255,transpは0(不透明)~100(不可視)です。 ll = lowest(10) lowestは指定された過去バーの範囲での最安値を意味します。 この場合は過去10本のバーの中での最安値のことです。 hh = highest(10) lowestと逆で過去10本のバーの中で最高値を意味します。 b1 = box(na) ifが別のスコープを作成するので、再代入する元になるb1変数を先に空で定義しておきます。 if barstate.islast barstate....

PineScript入門

はじめに PineScriptはトレードのインジケータを作成するための言語です。 独自の言語なので少し癖があります。 この記事では、 Quickstart guide で紹介されているインジケータを解説します。 対象のインジケータのコード //@version=4 study("MACD") fast = 12, slow = 26 fastMA = ema(close, fast) slowMA = ema(close, slow) macd = fastMA - slowMA signal = sma(macd, 9) plot(macd, color=color.blue) plot(signal, color=color.orange) Line 1: //@version=4 この行はコンパイラにスクリプトのバージョンを伝えるコメントです。 Line 2: study("MACD") MACDというチャートの名前を定義しています。 studyはインジケータ、strategyがEAを意味します。 Line 3: fast = 12, slow = 26 2つの変数を定義しています。 Line 4: fastMA = ema(close, fast) EMA(Exponential Moving Average)を計算した結果をfastMAに代入します。 ema はビルトイン関数です。 closeのシリーズを元に計算し、期間はfast(12)です。 Line 5: slowMA = ema(close, slow)...

GitHubPagesとGoogleDomainでサイトを公開する

はじめに GitHubPagesの利点は、いくつか制限があるものの以下のメリットがあります。 TLS対応(Let’s Encrypt) 独自ドメイン対応 無料 GoogleDomainでは1400円のドメインを使用しています。 このドメインにサブドメインを追加することで、複数ドメインを追加料金なく使用しています。 なので、私はいくつかブログを運用していますが、年間合計1400円しかかかっていません。 しかも、GitHubのActionsなど優秀な機能の恩恵を請けられるので、メンテナンスコストが非常に少なくなります。 GoogleDomainでドメイン取得 サブドメインを追加する方法を説明します。 GoogleDomainの管理画面から マイドメイン > 自分のドメイン > DNS > カスタムレコードを管理 すると、ドメインの設定をカスタマイズできるようになります。 新しいレコードを追加 し、以下のように入力します。 ホスト名: サブドメインにしたい文字列(別名とするサブドメインの指定) タイプ: CNAME(データで指定したホストに対して、別名を登録する方式) TTL:3600(1時間の有効期限) データ:XXXXXXX.github.io. (自身のGitHubのホスト) GitHubActionsを使ってHugoをビルドする ActionsのWorkflowに以下を登録します。 name: gh-pages on: push: branches: - master workflow_dispatch: jobs: build: runs-on: ubuntu-20.04 steps: - name: Checkout uses: actions/checkout@v2 with: submodules: true - name: Setup Hugo uses: peaceiris/actions-hugo@v2 with: hugo-version: '0.85.0' extended: true - name: Hugo build run: hugo --minify - name: Deploy uses: peaceiris/actions-gh-pages@v3 with: github_token: ${{ secrets....